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成人から始めた、著者自身の経験
原典は、海外旅行で英語を話したくなった20歳の人が、小さい頃から学んでいないと遅いのかと悩む場面から始まります。著者かずきさんは、23歳まで英語が苦手で、学校の成績も振るわなかったと自分の経験を振り返っています。
その後、ワーホリとフィリピン留学を経験し、英語を使うようになったと書いています。当時はETHOSで留学生を支援していました。一人の経過が全員の成果を保証するわけではありませんが、学校時代の成績だけで、これから学ぶことを諦める必要はありません。
22歳から学んだ留学生の一例
原典には、22歳から学び始め、豪州のレストランで外国人の同僚と働いた留学生の例も紹介されています。著者と同じように、成人してから英語を使う環境へ入った人の経験として挙げられていました。
本人がどんな場面で困り、何を覚え、どう伝えるようになったかを考える材料にできます。一方、同じ期間留学すれば誰もが同じ仕事や英語力を得られるという保証ではありません。就労の条件と学習の目標は、それぞれ確認が必要です。
話せる、という目標を具体的にする
著者はバイリンガルという言葉から想像する姿にも幅があると述べています。会話をしたいのか、仕事の説明を読みたいのか、自分で文章を書きたいのかによって、練習する内容は違います。
完璧な二言語話者という一つの理想だけを目標にせず、旅先で質問する、授業で自分の考えを伝える、同僚に確認するといった場面を選んでみましょう。今できることと、次にできるようになりたいことを講師へ伝えられます。
言葉だけでなく、相手の背景にも触れる
原典は、言葉を使う時には文化や経験も関わると考え、育った場所や時期によって共有できる話題が違う例を挙げていました。同じ言語を話せても、学生時代の話や流行を全て共有するとは限りません。
この点は、ある国に行ったことがない人は文化を理解できないという意味ではありません。フィリピンにもその土地の文化と多様な人々の経験があります。相手に質問し、自分の背景も説明しながら学ぶことができます。
年齢研究は、何を測ったかを確認する
年齢と第二言語を扱う研究でも、文法の習得と、日常の会話で何を伝えられるかは同じ測定ではありません。Hartshorneらの2018年論文の要旨は、多数の英語話者のデータとモデルを用い、文法学習能力の年齢による変化を検討しています。
この研究を、20歳になれば会話を学べないという境界や、10歳からの教育が全て最適という結論にしてはいけません。原典で紹介された脳の白質の研究についても、脳の測定結果だけで教育の開始年齢や個人の会話力を決めることはできません。学習の目的と、研究が測った範囲を分けて考えます。
子どもの学習を、大人の学習の否定材料にしない
原典には、飲食店で子どもが英語の作品名を発音し、大人に褒められて喜んでいた場面が登場します。この場面だけで、家庭の教育の価値や費用対効果、子どもが何を学んだかを判断することはできません。
成人の学習を励ますために、子どもや保護者の取り組みを下げる必要はありません。家庭での学びは子どもの状況や目的に合わせて考え、大人は今の生活と関心に合う計画を立てることができます。
英語で触れる内容を増やしてみる
著者は、英語のニュースや、英語と日本語で話す番組に触れることで、関心のある内容へアクセスできることも挙げていました。日本語の情報に加えて別の言語で読む選択肢があることは、本人が感じた学習の楽しみの一つです。
情報量が必ず倍になる、英語の報道なら全て有益という意味ではありません。興味のある短い記事や会話から始め、分からない語や内容を確認しながら、自分の考えを話す練習につなげられます。
今の自分に合う学習を始める
原典の著者は、大学生や社会人になってから英語を話したいと考える人に多く出会ったと書いています。早期教育を受けたかどうかだけで進路を決めず、何のために学びたいかを考えることが記事の出発点です。
国内での学習もフィリピン留学も選択肢にし、目的、時間、費用、生活上の支援を具体的に検討できます。国籍の集団より英語力が高くなることを目標や保証にせず、自分が伝えたいこと、聞きたいことに合う練習から始めてみましょう。
参照:Hartshorneら(2018):第二言語の文法学習と年齢を検討した論文要旨
出典:ETHOS原記事。本文は当時の体験を基礎にし、宣伝枠と属性を一括りにした否定的表現を除いています。




