渡航前に確認すること
出国便の航空券
フィリピンに入国するときには、帰国便もしくはフィリピンから別の国へ出国する航空券が必要です。日本の空港のチェックインカウンターで、復路の航空券を必ず確認されるので準備しておく必要があります。長期滞在VISA(就労VISA)を持っている方は、VISAの提示のみで出国便の航空券を取得する必要はありません。
ココがポイント
フィリピンから出国する航空券があればよいので、マニラからマレーシアや香港などの格安航空券を取得しても大丈夫です。捨てチケットとして取得する玄人もたくさんいます。
パスポートの有効期限
フィリピン入国時には、パスポートの残存有効期限が滞在日数+6カ月以上必要です。出発前には必ず調べるようにしておきましょう。フィリピン滞在中にパスポートの残存有効期限が6カ月未満になってしまうと現地にてパスポートの更新をしなければならないことになります。
パスポートの残存有効期限が残っていても事前に更新することができます。
滞在先の住所
ホテルを予約している場合はホテルの予約バウチャー(英語のもの)、語学学校に入学する場合は、各学校から発行される入学許可証(住所入りのもの)を必ず、印刷または携帯で提示できるようにしておきましょう。 入国審査の時に英語がわからなかった場合でも提示することができます。
フィリピン入国の注意点
入国の流れ
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1フィリピンに到着
到着したら機内から出て手荷物を持ち入国審査カウンターへ向かいます。
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2フィリピン入国審査
OFW(海外で働くフィリピン人)専用、観光客向け外国人専用、フィリピン国民専用の自動化ゲートに分かれております。パスポートの顔写真がのっているページを開いて準備しておきましょう。記入された入国カードの提示が必要です。入国カードの書き方は後ほどまとめております。
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3預け入れ荷物の受け取り
入国審査後、掲示板を確認して便名が表示されている荷物受け取りレーンに向かいます。 ターンテーブルに流れてくる機内預け入れ荷物を受け取ります。出国時に発行された預け入れ荷物のタグシールが航空券に張り付けてあるので、自分の荷物のタグと一致するか確認する必要があります。
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4税関審査
預け入れ荷物を受け取り後、荷物検査のゲートに行きます。パスポートと機内で記入した税関申告書を検査員に渡します。 必要であれば、荷物をX線スキャンします。特に、問題が無ければ、そのまま通過できます
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5到着ロビー(ピックアップ担当に会う)
ツアー会社のホテルへの送迎担当の方も、語学学校のピックアップ担当の方も、空港の建物の中に入ることはできないため、空港の外に出てください。外に出て看板を持った人がたくさんいるので、自分の旅行会社やホテル名、 学校名の看板プレートを持った方に声をかけてください。
入国審査での注意点
準備しておくもの
入国審査に必要なもの
- パスポート
- 入国書類(入国カード)
- 帰国便の航空券または、長期滞在VISA
- 滞在先の住所(ホテルの予約バウチャーか入学許可証)
パスポート・入国カードを提出します。その後、何か疑問があれば質問されます。正確な文法でなくても単語だけでも伝わるので、勇気を出して伝えてみましょう。顔写真と指紋データを登録します。スタンプを押してもらったパスポートを受け取り無事入国となります。
必ず、入国日に間違いのないスタンプが押してあるかを確認してください。
入国審査時に聞かれること
What is your purpose of your visit?
Where are you going to stay?
ここでホテルの予約バウチャーか入学許可証を見せてもOKです。
How long will you stay in the Philippines?
などなど、しっかりと受け答えができるように、ガイドブックなどを活用してある程度勉強しておきましょう。
入国審査時に絶対にしてはいけないこと
入国官は、フィリピンに入国しても大丈夫な人間かどうかというところを判断しています。ここで態度が悪かったりすると入国を拒否されてしまう可能性があります。入国管理局のブラックリストに登録されてしまう可能性もあります。とはいえ、普通に受け答えをしていれば問題なく入国できるはずです。何も質問されずスムーズに入国できるときもあれば、たくさん質問されるときもあります。こればかりは運です。
絶対ダメ!
- ボウシ、サングラス、マスク、ヘッドセットなどの装飾品。
- 舌打ち、相手を不愉快にさせるような態度・言動等。
- 事実ではないことを言う。虚偽の発言(嘘をつかない)。
- 写真や動画の撮影など。
入国書類(Arrival Card)の書き方
入国カードの書き方
- PASSPORT /TRAVEL DOCUMENT NUMBER
- LAST NAME
- FIRST NAME
- MIDDLE NAME
- DATE OF BIRTH (MM-DD-YYYY)
- NATIONALITY
- GENDER MALE OR FEMALE
- ADDRESS ABROAD /HOTEL
- ADDRESS IN THE PHILIPPINES
- CONTACT NUMBER AND/ OR EMAIL ADDRESS
- OCCUPATION
- PERSONAL I.D. NUMBER
- FLIGHT/VOYAGE NUMBER
- PORT OF EXIT
- ACR-I Card NUMBER
- PRIMARY PURPOSE OF TRAVEL
- SIGNATURE
- DATE OF ARRIVAL
パスポート番号
姓(英字)【例】SAOTOME
名(英字)【例】YUYA
ミドルネーム(NONEと記入)【例】NONE
誕生日(月・日・年) 【例】Feb,10 1993
国籍 【例】JAPANESE
性別【例】男性MALEにチェック/女性FEMALEにチェック
日本の住所【例】562-11 HIGASHIYAMACHO IKEDA CITY OSAKA JAPAN
滞在先住所【例】3rd Floor B. Crisologo Building, A.S. Fortuna St, Bakilid, Mandaue City, Cebu Philippines
電話番号Orメールアドレス 【例】info@supportstation.jp
職業 【例】大学生→STUDENT、会社員→OFFICE WORKER
個人番号 【例】(空欄で良い)
航空券のフライト番号【例】PR409
どこの空港から出発したか。【例】成田空港:NRT、関西国際空港:KIX、中部国際空港:NGO
番号【例】(空欄で良い)
渡航目的 【例】語学留学、観光客の方は、PLEASURE/VACATIONにチェック
サイン【例】パスポートと同じサインを記入する。
到着日(月・日・年)【例】2020年1月10日到着の場合:JAN, 10, 2020
入国書類(税関申告書)の書き方
Personal Information
税関申告書の書き方
- Surname
- First Name
- Middle Name
- Gender
- Birthdate
- Citizenship
- Address in the Philippines
- Travel Doc.No.(Passport No.)
- Place Issued
- Date Issued
- Date of Last Departure from the Philippines
- Country of Origin
- Date of Arrival
- Flight No.
- Vessel Name/Voyage No.
- No. of Accompanying Members of the Family
- Contact No.
- No. of Baggage
- Type of Traveler
- Purpose of Travel
- SIGNATURE OVER PRINTED NAME
- DATE ACCOMPLISHED
姓 【例】SAOTOME
名前 【例】YUYA
ミドルネーム 【例】NONE
性別【例】男性MALE/女性FEMALE
生年月日(月/日/年)【例】Feb,10 1993
国籍【例】JAPANESE
滞在先住所【例】3rd Floor B. Crisologo Building, A.S. Fortuna St, Bakilid, Mandaue City, Cebu Philippines
パスポートナンバー
パスポート取得場所【例】JAPAN
パスポートの取得日【例】DEC,26 2013
前回フィリピンを出国した日付。初めての方は空欄で良い。
どこの空港から出発したか。【例】成田空港:NRT、関西国際空港:KIX、中部国際空港:NGO
到着日(月・日・年)【例】2020年1月10日到着の場合:JAN, 10, 2020
航空券のフライト番号【例】PR409
船名・航行番号【例】空欄で良い。
同行家族の人数
電話番号【例】+81-090-1234-5678
(Checked-in=受託荷物、Handcarried=手荷物。)
フィリピン人向けの項目なので選ばなくて良い。
ビジネス/観光/就学/その他から選ぶ。
サイン【例】パスポートと同じサインを記入する。
記載日(月・日・年)【例】2020年1月10日到着の場合:JAN, 10, 2020
General Declartion
税関申告書の書き方
- 50000ペソ以上のフィリピン通貨や金融商品
- 10000ドル相当以上の海外通貨や金融商品
- お酒やタバコ
- 爆発物、銃器、弾薬、大量破壊兵器などの武器
- ギャンブル関連品
- 違法薬物
- 反政府的な暴動や反乱を扇動する内容のもの
- 妊娠中絶器具
- 全部または一部が金、銀、その他貴金属で製造された商品
- 食品(肉、野菜、果物)動物、植物、魚介類など
- 偽装された食品や薬物
- 偽装商品(バッグ、靴など)
- 商業数量(販売目的と思われるほど多量)の商品
【1】所持しているペソを記入
【2】SIGNATURE OVER PRINTED NAME
サイン【例】パスポートと同じサインを記入する。
【3】DATE ACCOMPLISHED
記載日(月・日・年)【例】2020年1月10日到着の場合:JAN, 10, 2020
Declaration
税関申告書の書き方
- Description of Goods
- Quantity
- Value in Pesos
- SIGNATURE OVER PRINTED NAME
- DATE ACCOMPLISHED
品物の説明
量(個数)
価格(何ペソ相当か)
サイン【例】パスポートと同じサインを記入する。
記載日(月・日・年)【例】2020年1月10日到着の場合:JAN, 10, 2020
フィリピン入国免税範囲
許容範囲
- 通貨
- タバコ
- 海外製品
- 酒類
- 持ち込み禁止品
外貨は制限ないが、US$10,000相当額以上は申告が必要。現地通貨は50,000ペソ以上は許可が必要
紙巻タバコ400本、または葉巻50本、または刻みタバコ250g(18歳以上)
350ドル相当以上は課税
酒類2本(各1ℓ以内)(18歳以上)
銃器、爆薬、弾薬、麻薬、薬物、貴金属、ギャンブル品、猥褻物、レプリカ品など
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ココがポイント
フィリピン入国で失敗してしまうとせっかくの旅行や留学が台無しになってしまいます。準備さえしっかりしておけば、だれでも簡単にトラブルを避けることができます。渡航前には必ず読んでおいたほうが良いでしょう。無事入国して、異国の地フィリピンを存分に楽しんでくださいね。
参考にしていただければ幸いです。
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